バイクの【走る・曲がる・止まる】中で【走る】は意外と最初に気にされる方が多いと思いますが、ベアリングを気にされる方は意外と少ないと思います。私自身勉強しようと色々調べるのが大変でした。
やはりホイルを外さないと状況を確認できないので、タイヤ交換等のメンテナンスを業者にお願いしていると中々見る機会も少ないと思いますので、気にされる方も少ないと思います。しかしホイールベアリングは、走りの要を担っている重要なパーツです。ホイールの回転にとって重要なパーツであるホイールベアリングは、劣化すると燃費の悪化やタイヤロックの原因となり事故に繋がります。
ホイールベアリングは消耗部品ですの定期的な交換が必要です。走行距離や部品自体の品質やメンテナンス頻度によって交換時期が異なります。交換目安として、2~3万キロごとの走行距離が一般的に挙げられていますが、定期的なメンテナンスで交換時期を延ばすことが出来ます。中々ホイールを外す事も少ないと思いますが、グリスアップ等のメンテナンスを実施することが一番の方法です。
ホイールベアリング交換には一般的には専用工具が必要で難易度が高いですが、自己責任になりますが専用工具を使用しないで交換する方法もあります。タイヤ交換のついでに行えばバイクSHOPにお願いしても工賃の割引も期待できますので、ご心配な方や自信の無い方は依頼した方が良いと思います。
自分でメンテナンスしようと勉強の為に記事をまとめました。
自分で交換したら再度記事をまとめようと思っています。
ホイールベアリング交換 メンテナンス 事前準備
・ホイールベアリング交換の頻度と工賃目安(HPより)
ホイールベアリング交換 20,000km ~ 30,000km
フロント【2輪館工賃:5,500+税】【ナップス工賃:5,500+税】
リア 【2輪館工賃:7,500+税】【ナップス工賃:5,500+税】
BONNEVILLE T120 愛車情報
【フロントタイヤ】
純正:No6 T3800702 (PFKL2520654)ベアリングボール、20 42 12
ベアリング 6004LLU エヌティエヌ(NTN)
内輪径(mm):20 外輪径(mm):42 幅(mm):12 シール形状:合成ゴム両側接触形(LLU)
購入品 6004LLUC3/5K 内径d(Φmm)20 外径D(Φmm)42 幅B(mm)12
フロントホイルベアリングのオイルシール
T3600703 | オイルシール30 42 6
純正サイズ 内径d(Φmm)30 外径D(Φmm)42 幅b(mm)6
オイルシール UE型 内径d(Φmm)30 外径D(Φmm)42 幅b(mm)6
※フロントのオイルシールはもう少し厚い方がいいかも
【リアタイヤ】
純正:No4 T3800703(PFKL2520655)ベアリングボール20 47 14
ベアリング 6204LLU エヌティエヌ(NTN)
内輪径(mm):20 外輪径(mm):47 幅(mm):14 シール形状:合成ゴム両側接触形(LLU)
購入品 6204LLUC3/5K 内径d(Φmm)20 外径D(Φmm)47 幅B(mm)14
リアホイルベアリングのオイルシール(ディスクブレーキ側)
T3600701 | オイルシールDC28 47 7
純正サイズ 内径d(Φmm)28 外径D(Φmm)47 幅b(mm)7
オイルシール UE型 内径d(Φmm)28 外径D(Φmm)47 幅b(mm)8 ダブルリップ
オイルシール AD型 外径D(Φmm)47 幅b(mm)7 内径d(Φmm)28
こちらなら純正と同じサイズですがリップがシングルリップです。
※8mmのオイルシール使用したけど普通に問題なさそう。
【スプロケットハブベアリング】
純正:No20 T3800029(PFKL1215795)BEARING.BALL.25X52X15
ベアリング 6205LLU エヌティエヌ(NTN)
内輪径(mm):25 外輪径(mm):52 幅(mm):15 シール形状:合成ゴム両側接触形(LLU)
購入品 6205LLUC3/5K 内径d(Φmm)25 外径D(Φmm)52 幅B(mm)15
ハブベアリングのオイルシール
T3600073 | オイルシール35 52 6
純正サイズ 内径d(Φmm)35 外径D(Φmm)52 幅b(mm)6
オイルシール UE型 内径d(Φmm)35 外径D(Φmm)52 幅b(mm)7
幅6mmか5mmで探しましたけど見つからないので7mm購入したけど少し厚くて使えないかも・・・
※TRIUMPH は日本製のパーツ使用が多いので、国内メーカーの汎用品や、もっと安くて良い部品があれば教えて下さい。
Triumph Bonneville T120 基本スペック
※ネットで情報を集めたものです。まだ愛車に使用していない用品もありますのでご注意願います。
必要な道具
・新品のホイルベアリング
・ベアリングプーラー
ホイールベアリング取り外し工具
(STRAIGHT/ストレート) パイロットベアリングプーラーセット 8~25(mm) 19-603
・ホイールベアリング圧入工具
・(STRAIGHT/ストレート) ベアリングレースシールドライバー 17ピース 19-8707
・あると便利なもの
・シールプーラー これが有ると無いでは作業効率が全然違います。「安いのになんで今まで購入しなかったんだろう?」と思います。持っていない人は買った方が良いですよ
・スナップリングプライヤー
KNIPEX 愛用してします。最初はこんな高いの要らないと思いましたが、愛用者が多いので気になって購入したけどリングが飛びにくい工夫されているし良いですね。握り物はKNIPEXにしようと思っています。
・グリス ベアリング内部はゾイルとマキシマを混ぜたものを使用しています。同じリチウムグリスだから大丈夫だと思いますが・・・
フロントタイヤ外すのに張ったほうが良いです。これ1つあれば大抵の国産バイクのフロントタイヤが外せます。タケノコタイプよりかはトルクが掛けやすく使いやすいと思います。
・毛布
・オイルシールの交換部品(消耗していたら交換)
・ハブダンパーの交換部品(消耗していたら交換)
ホイールベアリング交換 の仕方
ホイールベアリング交換 動画
ホイールベアリングに関する基礎知識とベアリングの圧入方法について
解りやすく交換作業を解説しています。
専用工具を使用しないで交換していますが自己責任で!
BONNEVILLE の動画です。英語なので何を言っているかは解りませんが・・・
ホイールベアリング交換 手順
今回はこちらのHPを参考にさせていただきました。
MOTO-ACE-BLOG
38歳からのトライアンフ・ボンネビル
自分でメンテナンスしようと勉強の為に記事をまとめました。
自分で交換したら再度記事をまとめようと思っています。
1.ホイール取り外し
・リアホイル
マフラー ⇒ ブレーキキャリパー ⇒ ホイル
アスクルシャフト外す時にタイヤ受けがあると戻す時も作業が楽になる。タイヤ止めに20~30mm位の台があると丁度よさそう
・オイルシールを外すのにマイナスドライバーで格闘しているからシールプーラーを忘れずに購入する事!
※簡単に外れるので絶対購入したほうがいいですよ
2.ホイールベアリングを取り外す
****************** 重要 ******************
ベアリングを外す前にベアリングの間にあるカラーのガタつき具合を確認しておくこと
新しいベアリングを打ち込むときにカラーのガタつき具合の確認が必要なので
*******************************************
・ホイールベアリング引き抜き工具を使用して取り外す。
ホイールベアリング取り外し工具
商品レビューを見るとパイロット型が使いやすいみたいなので購入しました。
最初ベアリングに入らなくて焦りましたが、ハンマーで軽くたたくと簡単に入ります。
ネジの部分にグリスを塗っといた方がいいですよ~簡単にトルクが掛かるし、ばらす時も簡単に外れるので
こんな感じで外します。簡単に外れます。下の動画残照
こんな感じで簡単に外れます。
3.ベアリングを圧入する
・ベアリング圧入工具で圧入します。
****************** 重要 ******************
ベアリング向きは文字が書いてある方が外側に来るようにいれる。
フロントタイヤの場合はABS側(スナップリングが付いている方)から圧入してから反対側を挿入します。
リアタイアの場合はブレーキディスクがある方から圧入します。
*******************************************
ディスタンスカラーが軽く固定されて、指でディスタンスカラーを軽く押した時にスムーズにディスタンスカラーが動く微妙なところまでベアリングを圧入します。叩いて圧入している人が多いですがこの辺の微妙なところが叩き込むと出来な気がするので工具を購入するか自作工具での圧入を考えています。バイクShopでベアリングを叩いて挿入していたら、付き合いを考えたほうが良いかもしれません。。。
最初に入れるベアリングは調整する必要がないのでベアリングレースで叩いて入れました。
ベアリングは冷凍庫でキンキンに冷やしといて
ベアリングを挿入する部分をバーナーで炙って熱膨張させます。
熱くてグリス塗るのが大変でしたが塗りました。時間との戦いです。
手で簡単に入ります。ベアリングの文字が外側なります。
軽くたたくとスンナリ入ります。ピッタリのレースが無ければ外したべリングを載せて叩くのもありです。ハブベアリングは合うレースが無かったので使用しました。
スナップリングをはめ込みます。
オイルシールです。
オイルシール入れたら入りすぎました・・・純正と同じ厚さだけど 今度はもう少し厚いやつを購入しようかな
圧入したけどディスタンスカラーを指で触れないのでカラーのガタつき具合を確認できないから圧入はよくないかも。レースなどでベアリングインナーレースを叩かないようにできれば叩いた方がカラーを簡単に確認できるからいいと思います。
圧入状況の動画です。(自作工具)
4.ホイールを取り付ける
・ベアリングの交換ついでにハブダンパーも摩耗していたら合わせて交換したほうが良いと思います。
トルクレンチでアスクルシャフトを締めます。
ベアリング交換前
ベアリング交換後
あれ?!と思ったけど交換後はアスクルシャフトを締めこんでるから交換前より回らないんだ。。同じ条件じゃないから比較になりませんでした。
困ったらバイクショップにお願いをする。
メンテナンスが苦手な人は交換手順をみて不安に感じる人もいると思います。私もその一人でした(笑)なんとか自分でメンテナンスしたいという気持ちがあったので、ちょこちょこ道具を揃えながら動画をみたりバイクショップの作業を見たりしていたら不安が少なくなりました。
メンテナンスが苦手な人は良くわからなかったりと、メンテナンスを怠ってしまう要因もあると思います。メンテナンスはバイクにとっても重要です。メンテナンスを怠ると事故や遠方での故障に繋がります。不安があるのであればバイクショップへ依頼して愛車を快適な状態で維持しツーリング等を楽しみましょう。
※自分のバイクを整備するための忘記録的な意味で書いていますので一部他のバイクで合わない部分などあると思いますが、整備初心者の素人が作成していますのでお許し願います。完璧を求める方は他に素晴らしい整備記録のHPがありますのでそちらをご参考願います。
自分の愛車を整備したら写真や困ったことなどUPしていきたいと考えています。
コメント
コメント一覧 (2件)
はじめてご連絡を差し上げます。
私も昨年 同車種を購入しました。とてもいいバイクで、私的には何も不満
が無く、と言うよりは良すぎるバイクで末永く大切にしたいと思っております。
昨年から、今後のメンテナンスに向けた工具や必要となるであろう消耗品を今
から少しずつ購入したいと思いネットで検索したところ、こちらのサイトと
出会うことができました。
何時もT120の貴重なメンテナンス記録を提供くださりありがとうございます。
1点質問させて下さい。10/10の「ディーラー車検に行ってきました」の中で
ベアリングに関するリアホイルのダストシール製品について触れておられました。
3/19の「ホイールベアリング交換」では製品がわからないようでしたが、
その後もし製品が判明しておられました教えていただきたいです。
今後の消耗品交換の準備として、もちろん自己責任で購入したいと思っております。
サイトの更新、楽しみにしております。引き続きよろしくお願い致します。
山崎様
コメントありがとうございます。
現状でハブベアリングのオイルシールの純正と同じサイズの製品は見つけられていません。
ハブベアリングのオイルシール
T3600073 | オイルシール35 52 6
純正サイズ 内径d(Φmm)35 外径D(Φmm)52 幅b(mm)6
オイルシール UE型 内径d(Φmm)35 外径D(Φmm)52 幅b(mm)7
私が購入しているオイルシールは幅が1mm厚いので使えない可能性があります。
使ってみて駄目ならペーパーを当ててみて駄目なら純正部品を買いなおそうかなと言う気持ちでいます。
冬にメンテナンスを考えているので、その時の状態をみて交換を検討しています。
交換したら又、記事にしてみます。
T120は良いバイクなので長く乗りたいという気持ちから交換部品を
探していますが中々難しいです。曖昧な情報もあるので申し訳ありませんが
今後ともよろしくお願いいたします。
ぷくぷく福耳