スパークプラグ交換 メンテナンス Triumph Bonneville T120

スパークプラグの役割はエンジン内で火花を起こし爆発させて、そのエネルギーでバイクを走らせる役割をしています。その為、プラグの調子が悪い・壊れた場合にはエンジンが始動しない場合もありますのでバイクで重要なメンテナンスの一つです。

参考までに爆発のエネルギーはメーカーによると1円玉の上に150kgの力を爆発のたびに受けるそうなので相当過酷な環境の中で働いていますので信頼できるメーカーを選びたいです。
 
 

目次

スパークプラグ交換 メンテナンス 事前準備

・スパークプラグ交換の頻度と工賃目安(HPより)
(点検5,000km毎)
【2輪館工賃:1,400+税】 【ナップス工賃:1,200+税】

プラグメーカーNGKのHPによると二輪車のプラグ交換時期は
・一般プラグ    3,000~5,000km
・MotoDXプラグ  8,000~10,000km
となっていますが、色々なHPを見ているともっと長い頻度で交換している方が多数いますので交換頻度に関しては曖昧ですが常用回転数が関係している話もあります。

        交換頻度
低い               高い
大型バイク < 中型バイク < 小型バイク

こんな感じのイメージになります。
プラグ交換をするとエンジンがかかりやすくなりフケが良くなると聞くので、そんなに高額の部品でもないので遠方で動かなくなったりしたら困るので適当な時期にメーカー推奨の交換時期を過ぎたら交換します。

BONNEVILLE T120 愛車情報

・NGK MotoDXプラグ LMAR8ADX-9S ストックNo94965 2必要 20,000km(10,000km)毎交換 ¥1,599(税込)

・NGK オリジナルプラグ LMAR8A-9 ストックNo4313 2必要 10,000km(5,000km)毎交換  ¥1,238(税込)

( )内はメーカー推奨距離数

愛車には「イリジウムIXプラグ」の設定が無い

六角対辺寸法が14.0mmと通常(16.0mm)より小さい プラグレンチ14mmマグネット付き推奨
スパークプラグネジ径10.0mm

**********締め付けトルク**********
・スパークプラグ          12Nm

Triumph Bonneville T120 基本スペック

※ネットで情報を集めたものです。まだ愛車に使用していない用品もありますのでご注意願います。

必要な道具

新品のスパーク

車種によりグレード・必要量が違いますのでサービスマニュアルなどで確認してください。

プラグレンチ

バイクの車種によりスパークプラグの位置・口径が違いますのでサイズと位置の確認をお願いします。プラグ位置により適切工具が変わります。

車載工具でプラグレンチがあれば購入しなくてもいいと思います。T120は車載工具がないので購入しました・・・

プラグレンチにはマグネット式とクリップ式があります。
どっちも好みの問題な感じがします。
私的にはマグネット式はゴミを呼び込みやすい感じがしました。プラグを外す時にゴミをエンジン内部に落とすリスクがあると感じたのでクリップ式を購入しました。

マグネット式です。

クリップ式です。

エアダスター

逆さに仕えて冷却液の出ないタイプがお勧めです。沢山入っているので十分に清掃できます。

焼き付き(かじり)防止グリス

焼き付き(かじり)防止グリスです。塗ることにより次回外しやすくなります。

バイク用のケミカルは種類が多くて悩みます。。。
購入しようにも意外と高くて、そんなに失敗できません。又、種類が多いので何処に何を使うのか解らなくなることも多いので自分なりにまとめてみました。
欲しい物や使う場所や使用感など追記したいと思っています。

スパークプラグ交換 の仕方

スパークプラグ交換 の仕方 動画

解りやすい動画がありましたので乗せておきます。

Bonnevilleのスパークプラグ交換動画です。T120ではありませんが参考になると思います。英語なので何を話ししているか解りませんが・・・

スパークプラグ交換 の手順

1:スパークプラグの場所を確認

・車種によってはタンクを外さないとスパークプラグ交換ができなかったり、特殊なプラグレンチを使用しないと交換できない場合があるのでスパークプラグの場所を事前に確認する必要があります。

2:スパークプラグキャップを外す

・スパークプラグにカバーが付いているので引っ張るだけでとれますが、中のスパークプラグを壊さないように真っすぐに引き抜ぬくイメージで抜いてください。外しづらい場合はキャップ部を左右に回しながら真っ直ぐ引っ張り、外してください。 コードを持って引っ張らないでください。

・4気筒のバイクはどこの何番のプラグキャップか解らなくならない様に番号を書いておく。

初めて外しましたがどの位の力を入れたらよいか分からないので真っ直ぐ引っ張りながら左右に回したら簡単に取れました。

3:エアダスターで清掃する

・スパークプラグのカバーを外したらスパークプラグ本体を外す前に入念にエアダスターで周辺の汚れを飛ばしてください。そのままスパークプラグを外すと中はエンジン内部のため、ゴミがエンジン内部に入る可能性が大きいので必ず、入念にエアダスターで掃除してからスパークプラグ本体を外して下さい。

入念に掃除をしましたがエアダスター1本で2~3回分プラグ交換できそうな感じです。

4:スパークプラグを外す

プラグレンチでプラグを緩めて外します。緩める時は反時計回しになります。バカ力で反対側に回すとエンジンが壊れます・・・ので注意を

カチっと緩んだら後は手で回ります。プラグを外す時はプラグホールに当てないように引き抜く。(プラグホールに当てると異物がエンジン内に入る可能性があるので)

簡単に緩みましたので後は手で回して外しました。

4:スパークプラグの交換・清掃をする

ここでプラグの状態を見て清掃ですむ場合もありますが、正直「ブラシがダメだ」「清掃できないプラグがある」「清掃できないプラグがある」「研磨するとゴミがエンジン内に」「ギャップの調整が必要」
等々色々あるので慣れるまでは交換しようと考えています。

「取り付けるときはスパークプラグのねじ山にモリブデングリスを塗っく事で次回取り外しがしやすくなります。」と私の持っている書籍には書いてありますが、メーカーHPには「グリース等潤滑剤、焼付防止剤をネジ部に使用すると、標準締付トルクで締め付けても締め過ぎになるおそれがあります。潤滑剤、焼付防止剤は使用しないでください。」と書いてあります。どちらも正解だと思いますので私は、焼き付き(かじり)防止グリスでアンチシーズを使用することにしました。

スパークプラグの取付は指先で手締めしてからプラグレンチで締める時は時計回しです。必ず手締めしてからプラグレンチを使用してください。斜めに入っていたらいきなり工具で締めるとネジを壊してしまうのでバイク整備の基本は『まずは指で手締めしてから工具を使う』ですので覚えておいてください。

締める際も本当はトルク管理が必要ですが、トルクレンチなど狭いところに入らないこともあります。角度でトルク管理する方法もあります。
スパークプラグ締め付けトルク

BONNEVILLE T120のスパークプラグはネジ径が10mmなので
・新品の場合 1/6 回転(60°)
・再使用の場合1/12回転(30°)

となります。後はプラグキャップを取り付けて終了です。
プラグキャップは奥まで差し込んでください。差し込むと手に感触があります。
差し込みが悪いとバイクは動きません。

焼き付き(かじり)防止の為にスレッドコンパウンドを少し塗りました。
少し心配でしたのでプラグの先端から離れた場所に塗りました。

プラグホールに当てないように慎重に挿入して手締めで締まるところまで締めました。

締め付け角度、締め付けトルクの確認です。
 1/6 回転(60°)または10~12Nm

スレッドコンパウンドを塗ったので12Nmでは締めすぎの危険があるので10Nmでトルクをセットしましたが締め付け角度で管理することにしました。
大体60°程度で10NmになりましたのでOKです。

外したプラグの先端がススで黒いです。。。
先端の形状が少し違いますね~

プラグが2本ともススで黒くなっていました。汚れてはいましたが先端が湿った状態ではないのでカブっていない感じでした。
交換後試運転したら『おぉーいいじゃん』と体感できました。
それがプラグの性能化は解りませんが明らかに加速が良くなりました。
時々極低速の時アイドリングが安定しない時があったのですが、交換後は極低速のアイドリングのバラツキも今の所ありません。
性能・燃費・交換サイクル 全て普通のプラグより性能が良いので費用対効果は大きいと思います。

困ったらバイクショップにお願いをする

正直いいスパークプラグを使用すれば交換頻度は少ないと思います。交換しても工賃はそんなに高くありません。スパークプラグ交換は失敗するとエンジンに影響があるので心配があります。

メンテナンスが苦手な人は作業をみて不安に感じる人もいると思います。私もその一人でした(笑)なんとか自分でメンテナンスしたいという気持ちがあったので、ちょこちょこ道具を揃えながら動画をみたりバイクショップの作業を見たりしていたら不安が少なくなりました。

メンテナンスが苦手な人は良くわからなかったりと、メンテナンスを怠ってしまう要因もあると思います。メンテナンスはバイクにとっても重要です。メンテナンスを怠ると事故や遠方での故障に繋がります。不安があるのであればバイクショップへ依頼して愛車を快適な状態で維持しツーリング等を楽しみましょう。

※自分のバイクを整備するための忘記録的な意味で書いていますので一部他のバイクで合わない部分などあると思いますが、整備初心者の素人が作成していますのでお許し願います。完璧を求める方は他に素晴らしい整備記録のHPがありますのでそちらをご参考願います。

自分の愛車を整備したら写真や困ったことなどUPしていきたいと考えています。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

人生を楽しむために色々な事を始めてみようと考えています。日々楽んで曇空の人生を晴れに変えます。

コメント

コメントする

目次