チェーンメンテナンス(調整) 事前準備
チェーン調整(1,000km~2,000km)
【2輪館工賃:1,000+税】【ナップス工賃:1,000+税】【バイク屋2,400+税】
・両スプロケットの真ん中あたりで遊びを測定する。
・ドライブチェーンの遊びが20mm~30mmの範囲に合わせる。(車両毎に違うのでサービスマニュアル参照)
※T120の場合センタースタンドで遊び30mmに設定すると乗車時に20mm程度になりました。
最低1,000km~メンテナンスが必要なのでチェーン清掃・注油の2回に1回はチェーン調整を行います。
遊びが適切で無いとチェーン、スプロケットの寿命を縮めるのでメンテナンス頻度としては非常に高いと思います。私的には、その都度お店に持っていく手間も掛かるしお金も掛かるのでこの程度のメンテナンスは何とか出来るようになりたいと考えています。
・BONNEVILLE T120 愛車情報
ドライブチェーンの遊びが20mm~30mmの範囲に合わせる。
T120の場合説明書P98には「平らな場所に車両を置き、真っすぐに立てます。車両には何も乗せません」と記載されているのでセンタースタンドを使用しないで、ドライブチェーンの遊びを測定する必要があります。一人で車両を立たせて測定は困難です。。。二人作業推奨です。
しかしながらYouTubeを見ているとセンタースタンドを使用してドライブチェーンの遊びを測定している人が多くて、一人だけはセンタースタンドを使用していませんでした。
※T120の場合センタースタンドで遊び30mmに設定すると乗車時に20mm程度になりました。
測定する場所はリアホイルを回し、ドライブチェーンの張りが一番きつくなる位置を見つけ、両スプロケットの真ん中あたりで遊びを測定します
チェーンガード 6角 9Nm
リアアクスルのボルトナット M27 110Nm
チェーンアジャスターのボルトナット M12/M13 20Nm
キャプトンマフラーはサイレンサーを外さないと調整は出来ないと思います。
Triumph Bonneville T120 基本スペック
必要な道具
・トルクレンチ、ソケット
リアアクスルのボルトナットのサイズがM27でしたので買い足しました。M24・M30はあったのに・・・
差込角12.7mm(1/2″) なのでトルクレンチも買い足す必要がありますが、他に必要な物も多いので仕事場に有るのを必要な時だけお借りしよう・・・買うとしたらこれかな~。結局東日のトルクレンチ購入しました。
ソケットレンチもKo-Kenのこれ購入しました。やっぱり良いですね~
・アライメント調整ツール
安かったので取り合えずお試しで購入しました。
ただ調整用の棒が短くて使えないので棒をホームセンターで買い足しました。
悲しいことにボンネビルT120には使用できませんでした。。。
スポークホイルが邪魔してスプロケットとの間に入りません。購入前によく確認しないとこうなります。
下の動画では使用していたのでやり方が悪いのかな?
下の動画はこちらの商品でした。
お高いけど奮発して購入しました。
良い感じです~買って良かった。
・メガネレンチ
メガネレンチもM24・M30はありますがM27はないので買い足そうとしたら意外と高いのでこちらを購入することにしました。高強度の塩ビ管で延長用の棒を自作で行けました。
いつかはこのセットを購入したいです。
・スパナ
最初スパナセット購入しました。キャプトンマフラーを外せば普通のスパナで調整できます。安物ですが意外と重宝します。
本当はスパナ舐めやすいからこんなきちんとした工具あるといいんだけどね
毎回チェーン調整でタンデムステップとマフラーを2本外すのが手間なので特殊スパナで横向きの物が欲しくて調べました。
こちらは高額でしたので・・・諦めました。だけどそのうち買いたいです。
スナップオン 13mm オープンエンドレンチ 4ウェイアングルヘッド 【並行輸入】 VSM5213B
スナップオン 12mm オープンエンドレンチ 4ウェイアングルヘッド 【並行輸入】 VSM5212B
こちらはお手頃なものを購入しましたが、あまりの小さくて驚きました。使えるといいな~と思いましたが、やはり少し不便なので何時かはスナップオンを買いなおすことにしました。使えない事はないけど少し力が入りにくく使いにくいです。
SIGNET(シグネット) 31300 薄口スパナ 13MM 31300
SIGNET(シグネット) 31299 薄口スパナ 12MM 31299
・フロントブレーキロック
力を入れすぎてスタンドが外れたらバイクが転倒するので必要になります。
T120はグリップヒーターが標準装備なのでグリップ口径が大きく、入らない感じなのでゴムかインシュロックで代用を考えています。
・定規・ノギス
0.5mm単位で測れればよいので安い樹脂製のものを購入しました。しかし徐々にセルフメンテナンスが増えてくると樹脂製では駄目だと思い普通のノギスを買いなおしました。本格的なものは高いけど長く使うなら良いです。
・メンテナンススタンド
センタースタンドがあるバイクなら不要です。
チェーン調整の仕方
チェーン調整の動画
チェーン調整の動画です。解りやすいので参考になります。
BONNEVILLE T120のチェーン調整の動画です。英語なので話は解りませんが見ていれば感じがつかめます。
こちらはマフラー替えているのでマフラーは外していません。
こちらはキャプトンマフラーを外すところからです。私的にはこっちのほうが参考になるかな
チェーン調整の仕方・注意事項
T120の場合説明書P98には「平らな場所に車両を置き、真っすぐに立てます。車両には何も乗せません」と記載されているのでセンタースタンドを使用しないで、ドライブチェーンの遊びを測定する必要があります。一人で車両を立たせて測定は困難です。。。二人作業推奨です。
しかしながらYouTubeを見ているとセンタースタンドを使用してドライブチェーンの遊びを測定している人が多くて、一人だけはセンタースタンドを使用していませんでした。
私は今まではセンタースタンドを使用してドライブチェーンの遊びを測定していたので間違った測定でした。
センタースタンドを使用して調整するとスイングアームに荷重が掛からないのでセンタースタンドを外すとチェーンが張ります。エンジンやスプロケットに荷重が掛かり壊しかねません。
正直、毎回二人作業で調整も大変なので、一度正規の手順で調整してからセンタースタンドを使用場合の遊び量を確認しようと思います【自己責任でお願いします。】
※T120の場合センタースタンドで遊び30mmに設定すると乗車時に20mm程度になりました。
測定する場所はリアホイルを回し、ドライブチェーンの張りが一番きつくなる位置を見つけ、両スプロケットの真ん中あたりで遊びを測定します
・BONNEVILLE T120 はキャプトンマフラーはサイレンサーを外さないと調整は出来ないと思います。
一番最初にリアアクスルのボルトを少しだけ緩める
・サイドスタンドの状態で一番最初にリアアクスルボルトを少しだけ緩めるのは両方のタイヤが地面に接地している状態で行うと安定しているので力を入れやすいのでバイクが倒れにくいです。これ以降の作業はタイヤが宙に浮いているのでバランスを崩すと倒しやすいので一番最初に行います。
・リアアクスルのボルトナットはとても固いです。できるだけ長い工具を用意して少ない力で緩められるようにする。
バイクを平らな場所へ立ててフロントブレーキをロックする。
・作業中はバイクに振動が伝わりバイクが揺れますので、不安定な場所で行うとバイクごと転倒する危険があります。できるだけ舗装された平らな場所で行いましょう。バイクが揺れてスタンドが外れないようにフロントブレーキをロックしましょう。
リアアクスルのボルトナットを緩める。
・アクスルナットを完全に外さないで緩めすぎないようにする。緩めすぎるとチャーン調整が終わり、ナット締めるときにアクスルシャフトが動いてしまうので注意
アジャスターボルトの固定用ロックナットを緩める
・アジャスターボルトの固定用ロックナットを緩める。(左右両方とも)
アジャスターボルト(調整用)のナットを締めて調整
・アジャスターボルトの調整用ナットでチェーンの調整を行う。
左右均等に動かしアジャスターの印を目印に合わせる。(ノギスで測定)
チェーンの遊びを適切にする。(遊びが無いとチェーン、スプロケットの寿命を縮める。)
・アジャスターボルトの調整用ナットを時計回りに回すとチェーンの遊びが大きくなる。反対に回すとチェーンの遊びが小さくなる。
・チェーンアライメントの調整は動画を参考にして下さい。
アライメント調整ツールを使用しない方法で解説しています。安い棒タイプのツールはあまり評判が良くないし、レーザーは高いので検討中です。アライメント調整ツールの安いのがありましたので使用を考えましたがT120ではスポークホイルに当たって使用できませんでした。下の動画で使用していたからやり方が悪いのかな~
調整のコツ
- 調整ナットを大きく回さない
- 左右交互にに少しづつ回す(1/4回転程度)
- チェーンを張りすぎたら一度大きくタイヤを前に出す(タイヤを前に蹴る)そこから少しづつ引っ張る方が調整しやすい
- チェーン遊び量はキツイよりから少し緩い程度のほうが良い
リアアクスルを軽く固めに締める
・アジャスターの目盛りが左右同じ場所にあるかどうかをノギスで確認したら、アクスルナットを軽く固めに締める。
リアアクスルを締める時の注意!
チェーンの遊び分ズレる可能性があるのでチェーンとスプロケの間にドライバーを挟んでタイヤを回すとドライバーが引っ掛かって遊びがとれます。
固定用ロックナットを締める
・最後にアジャスターボルトの調整用ナットがリアアクスル側にドン付きになっているかの確認と、固定用ロックナットが締まり切っているか確認する。
アクスルナットを規定のトルクで締める。
・トルクレンチを使用して規定トルクで締める。この時にバイクが倒れやすいので注意!できるだけ長いトルクレンチ(高トルク)を使用すると軽い力で締められます。
簡単にまとめましたのでよろしければ
困ったらバイクショップにお願いをする
チェーンメンテナンス(調整)作業は基本メンテナンスになりますので意外と頻度は多いです。私もそうですがメンテナンス初心者はチェーンメンテナンス(注油)の次はこの辺りになると思います。私的にも必要な工具やメンテナンスに必要な知識など少しレベルが上がったので最初はバイクショップにお願いしようか悩みましたが、ここを乗り切れれば自分の愛車をメンテナンスする道が開ける気もしたので頑張ることにしました。
メンテナンスが苦手な人は作業をみて不安に感じる人もいると思います。私もその一人でした(笑)なんとか自分でメンテナンスしたいという気持ちがあったので、ちょこちょこ道具を揃えながら動画をみたりバイクショップの作業を見たりしていたら不安が少なくなりました。
メンテナンスが苦手な人は良くわからなかったりと、メンテナンスを怠ってしまう要因もあると思います。メンテナンスはバイクにとっても重要です。メンテナンスを怠ると事故や遠方での故障に繋がります。不安があるのであればバイクショップへ依頼して愛車を快適な状態で維持しツーリング等を楽しみましょう。
※自分のバイクを整備するための忘記録的な意味で書いていますので一部他のバイクで合わない部分などあると思いますが、整備初心者の素人が作成していますのでお許し願います。完璧を求める方は他に素晴らしい整備記録のHPがありますのでそちらをご参考願います。
自分の愛車を整備したら写真や困ったことなどUPしていきたいと考えています。
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